水槽の地震対策1

水槽の地震対策1

水槽には大きく2種類の形状があり、水槽の上部にフチがあるタイプのものとないタイプのものです。10年前はフチがあるものが主流でしたが、最近ではデザイン性が重視されるにつれフチなしが多いようです。

この画像はオールガラス水槽と言って、水槽上部にフチがなく見た目がすっきりとしている水槽です。首都圏では東日本大震災で水槽が倒壊することはほとんどなかったようですが、このオールガラス水槽の多くが水が溢れてしまったようです。

しかしこのオールガラス水槽がダメというわけではありません。四つ角や上下にフチがない分、スッキリしてデザイン性に富んでいます。より女性好みの水槽といえるでしょう。私もこのタイプの水槽がとても好きです。見た目がオシャレなのってステキですよね。

昔ながらのフチがある水槽に買い替えるのもよいですが、出来ることならデザイン性をそのままにしたいです。

要するに溢れにくくするための「地震対策」が重要なのです。残念なことに各水槽メーカーからはまだ効果的な対策がなされていないのが現状です。

ふたを工夫してしっかりと固定し、密閉すればあふれる量が少なくなりそうですが、これだと水槽内と外とのガス交換(酸素や二酸化炭素などなど)を阻害してしまう恐れがありますので思わしくありません。 ただふたをしないよりはした方が良いです。

はっきり言って完璧な水溢れ対策は私の考えるところありませんが、極力溢れる量を減らすことはできます。

1つは見栄えが悪くならない程度に水位を下げること。だいたい水槽上部から3~4cmのところであれば見るに堪えます。私の経験上、これくらい水位を下げると震度4程度であれば水はこぼれません。(ビルの上層階などはこの限りではありませんが)

2つめは水槽にフチを付けること。あらかじめフチのある水槽を購入するか、高価にはなりますがアクリル水槽にするかです。私の場合はオールガラス水槽に透明アクリルでフチを後からつけています。これはとても安価に製作することができるのでお勧めです。接着剤の種類やアクリルカットの技術がちょっとあれば意外ときれいにうまくできます。