水槽の地震対策2

水槽の地震対策2

先の震災で首都圏で揺れはそれほどでもなかったのに水槽台ごと倒れてしまった例が少数ですがありました。

その原因は水槽台にありました。床が傾斜している場所に無理やり水平をとって120センチの水槽を置いていたという例。

メーカーが販売している水槽台でボルトで組み立てるものが年月とともにボルトがゆるみ、グラグラで不安定だったという例。

奥行きが30センチ以下で細長いタイプだったという例などです。

私の考えるベストな水槽台とは、
1.水槽の荷重に対して十分な強度がある。
特に接合部分がボルトで締められているだけでなく、接着されているものが良いです。市販の水槽台でも強度に不安があるものあるのが現実です。

2.安定性がある。
床が水平であることは当然ですが、水槽の底面積よりも水槽台の天板面積が大きいものが良いです。これは水槽台の高さが高ければ高いほど重要なことです。それと全体の重心が低ければリスクは少なくなります。

 

埋め込み水槽2

3.水槽台が家屋に固定してある。
なかなか難しい事ではありますが、しっかりと壁に固定されているものが良いです。最近は食器棚などを固定しているご家庭も多いですね。
さらに壁面収納に水槽が組み込んであるということはありません。

上記の要件を満たす既製品は残念ながら少ないです。
できることなら特注で水槽台を注文して、しっかりと地震対策を施すことが一番です。