水槽の地震対策4

水槽の地震対策4

地震が発生すると水槽から水があふれることがあります。だいたい震度4以上になると多発するようです。
そのあふれた水が及ぼす二次災害として大きく2つ挙げられます。

1つはあふれた水が大量に床に広がり、最悪の場合は下階へ浸水してしまうことです。これについては水槽からあふれる水を最小限にする工夫が必要です。 地震以外でも何らかの事故で水浸しにしてしまうことがあるかもしれませんが、損害賠償保険などに加入しておくことも安心の一つです。
 

水槽の地震対策4_コンセント

もう1つは今回取り上げる、あふれた水が周辺機器のコンセントにかかり、トラブルを起こしてしまうことについてです。

コンセントの事故で一番怖いのがトラッキング現象です。これはコンセントとプラグに隙間があり、そこにホコリや塩が付着し、ある程度湿ることでショートする現象です。この場合怖いのはブレーカーが落ちない事です。コンセントに付いているヒューズもとびません。煙が出てコンセントを焦がし最悪出火に至ります。

これは低電圧でも出火します。海水の場合水に浸かる位濡れる方が一度に大量の電流が流れるのでこの場合は安全ブレーカーが作動するのです。

対策としては日ごろのメンテナンス時にコンセント周りをいつも
拭いてホコリがたまらないようにすることが大切です。トラッキング防止グッズがホームセンターなどで販売されていますので利用することもお勧めします。
 

水槽の地震対策4_ホコリや水がかからない工夫

私が考えるベストな対策はほぼホコリや水がかからないように水槽台自体に電源専用のスペースを設けることです。これなら水替えのたびにコンセントを拭かなくても大丈夫。もちろん定期的なチェックは怠らないようにしましょう。
 

右の画像は水槽を家具へ組み込んで電源専用スペースを水がまずかからない位置に設けています。
単純に水槽台の下に電源を置いておくと水が落下、もしくは浸水してきてしまいます。画像の例は水槽から壁1枚隔てた横、もしくは上に電源専用スペースを作ることがミソなんです!扉を閉めてしまえば、ゴテゴテした電源が見えずにとってもスマートです。

ここまで大がかりにできないという方は、水槽台の上部(水槽の真下)に熱がこもらないような電源BOXを作って吊り下げても良いです。

キレイで癒される水槽は中身だけでなく、周囲もキレイでスマートにしていつも安心して眺めていたいですよね。