エンゼルフィッシュの卵
以前、カクレクマノミが卵を産んでいたことをご紹介いたしましたが、今度は別のお客様水槽で熱帯魚のエンゼルフィッシュが卵を産みました。それに今回驚いたのは親魚のサイズが10㎝未満と小さいことです。肉付きは良いのですが、若いのに卵の数も多かったです。
エンゼルフィッシュは何匹かを一緒に飼育していると成熟したペアが出来ます。そうすると2匹は別のエンゼルを追いやり、産卵の準備に入ります。幅の広い水草を口先で丁寧に掃除をして、卵を産み付けます。
産んだ後も卵に新鮮な水を送り込んだり、卵を食べられないように他の魚をすごい勢いで追いやります。ですが、環境によってストレスを感じたり、ペアの相性が悪かったりすると自ら卵を食べてしまうこともあります。
どうしてもお客様の水槽ですと人の往来が激しく、ストレスを感じることが多くなってしまうので、たいてい自ら卵を食べてしまうことが多いです。
しかし、今回は違いました。次の週にメンテナンスへ伺うと見事に孵化して稚魚がたくさん泳いでいました。
孵化した後も親魚は甲斐甲斐しく世話をします。離れた稚魚を口に含み、元の場所に戻します。
お客様も初めて見たととても喜んでいらっしゃいました。このままうまく育ってくれると良いですね。
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