パイプの曲げ方
あるお客様から、エアーホースが水槽のフチで折れ曲がってしまい、エアーが止まってしまうので何とかしてほしいとご要望をいただきました。詳しく状況を確認してみると、水槽の上にのせているライトがエアーホースの上に乗っかってエアーホースをつぶしていました。
このようなケースにはU字の細いパイプをかませるのが一番です。市販品もありますが、あまり目立たない場所なのに結構高くついてしまいます。であればある材料で簡単に自作してしまおうというわけです。ちょうど良い塩ビの細パイプ(底面濾過フィルターに使用するエアーパイプ)がありましたので使ってみます。
今回は細いパイプですが、13φなどの太めのパイプでも同じように加工すれば、案外うまく曲げることが出来ます。特別な機材や工具は一切必要ありませんので、このやり方を覚えておくと結構役に立つことがあると思います。
まずはパイプを適当な長さにノコギリなどで切って、一端をテープでふさぎます。そしてパイプに食塩を詰めていきます。
パイプが細いのでなかなか食塩が入っていきません。竹串などを利用してしっかりと詰めます。隙間なくパイプを食塩で充満させなければいけません。
このように完全に食塩を充満させました。こうすることで、パイプを曲げたときに空気の通り道をふさがないようにすることができます。
トースターでパイプを温めます。30秒くらいでしょうか。くれぐれも火傷に注意してください。私は素手ですが、軍手をはめた方が良いでしょう。
またまた火傷に注意して、ゆっくりと曲げます。熱し方が足りないと曲がりませんし、熱しすぎるといびつになります。ちょっと慣れが必要かもしれません。
上手く曲げることが出来たら中の食塩を流水で溶かしながら抜いていきます。振ったりしながら抜いたほうが良いかもしれません。ピントが合ってなくてすみません。
中の食塩がキレイに抜けました。細かい砂などで試したこともありますが、食塩が一番抜けやすいです。内部も潰れずにうまく曲げることが出来ました。
実際に設置した画像です。もうちょっとカーブの径を大きく曲げればベストでしたね。これでエアーチューブが折れてしまうこともないでしょう。
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