お魚図鑑_海水魚_カクレクマノミ
特徴や性格
イソギンチャクに共生する人気種。生まれたときはすべて雄で群れの中で一番体が大きな個体が雌に性転換します。これを聞くと皆さん驚かれますが、海水魚では意外と多いです。よく考えてみると子孫を残すためには非常に合理的だなと思います。私が管理するお客様水槽ではカクレクマノミが卵を産むことはよくあります。
卵を産んだカクレクマノミは非常に強くなり、メンテナンス中の私の手に噛みついてきます。つねられたような痛みです。
小さなうちは泳ぎ方が独特でとてもかわいいです。体が大きくなってくると気が強くなり、気に入らないカクレクマノミはいじめられてしまうことがたびたびあるので、小さめの水槽ではあまり数を入れないようにしています。他の種類の魚にはあまり攻撃しないようです。
餌は人工飼料でもよく食べるので、その点は難しくありません。ただ、水温の変化にはあまり強くないような気がします。
水槽内でイソギンチャクとの共生を楽しむなら、センジュイソギンチャクがやりやすいように思います。
概要
全長:8cm
分布:太平洋西部
分類:スズキ目、スズメダイ科、クマノミ属
学名:Amphiprion ocellaris
※このお魚図鑑はF2の私見が多分に盛り込まれております。ご自身で飼育する際には参考程度にご覧いただければと思います。
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