30cm水槽 飼育指導の続き

30cm水槽 飼育指導の続き

先日、板橋区のお客様へ飼育指導をさせていただき、新規設置から1か月半が経過しましたが、水槽が非常に落ち着いたとの連絡をいただき、様子をうかがってきました。

前回の飼育指導の様子はこちら

早速ですが、その時の画像がこちらです。

30飼育指導1

水草がとても状態良く成長していました。前回も書きましたが、CO2添加を必要としない種類の水草を植えています。
当然ですが、水の透明度も抜群です。実はこの水槽、設置してから一度も水替えをしていません。ガラス面のちょっとしたコケを拭き取る程度の管理のみです。ろ過器のフィルターも茶色く汚れていますが、あえてそのまま洗浄や交換もしていません。とにかく、ろ過バクテリアを増やすことを優先しています。

 

30飼育指導2

ちょっと見にくいですが、水耕栽培の観葉植物も状態が良いです。浮草を追加したそうですが、ちょっと増えすぎて困っているようです。水位を下げることでこのような楽しみ方もできます。

ジャストサイズの蓋を製作して使用しています。蓋をすると水面から上のガラス面は当然水滴がついてしまいますが、乾燥しないことで水位線に発生してしまう白い固着物(カルシウムなど)を防ぐことができ、掃除の手間を省けます。もちろん水の蒸発も防ぎますので、足し水も少量で済みます。

 

30飼育指導3

画像中央に水面から突き出た流木の周りにリシアが自然な感じで増えています。リシア本来の美しい姿が見れます。

30飼育指導4

レイアウト的には右の水草をトリミングして魚の泳ぐ空間を作った方がスッキリ見えるでしょう。そのトリミングした水草を左側に植えて、奥のフィルターを隠すようにすると良いですね。

30㎝の小型水槽ですが、観葉植物、浮草、水草、生体多めというけっこう欲張りな構成になっています。

きちんと種類ごとに植えて、整然とトリミングされた水草水槽も良いですが、このようなより自然な雰囲気の水槽が私は好きです。

 

お客様は「言うことなし!大変満足しています!」と大変喜んでいただけました。しかし、これを半年などの短期間ではなく、数年という長期維持することが大切です。引き続き飼育指導をさせていただきたいと思います。