お魚図鑑_熱帯魚_グッピー
特徴や性格
熱帯魚といえばグッピー。熱帯魚に興味を持った人は一度は飼育経験があるのではないでしょうか。尾びれが大きく広がり、ひらひらと美しいですね。雄は派手な体色をしていて、地味な雌と見分けがつきやすいです。
繁殖が容易で、卵胎生といって雌がおなかの中で卵からかえして、お産をします。ある程度大きい稚魚が生まれるので、生存率が高くなります。そのかわりグッピーの種類は寿命が短く、1年から1年半ほどで亡くなってしまうことが多いです。
水槽内が繁殖して増えたグッピーでいっぱいになることもしばしばですが、ほっておくと近親交配が進み、弱い個体や奇形、病気などでどんどん数が減っていき、いつの間にか寂しい水槽になったなんてことはよくあることです。綺麗で元気な個体を維持していくために新たなグッピーを追加したり、弱い個体は別の水槽に移したりして、本気でやるとなると水槽の数も必要ですし、手間もかかったりします。
増えすぎたグッピーを川や池に放流してしまい、メダカなどの生息域が脅かされています。グッピーは外来種ですので、マナーを守り、責任をもって最後まで飼い切らなくてはいけません。
輸入グッピーはとてもリーズナブルで買いやすいです。国産のグッピーはとても丈夫で美しいですが、お値段が結構な額になります。
グッピーはアルカリ性の水質で飼育した方が良いとされていますが、私はあまり気にしたことはありません。それくらい適用範囲が広いのではないでしょうか。気の強い魚とは混泳は避けた方がいいでしょう。鰭をつつかれたりしてせっかくの美しさが半減してしまいます。餌もなんでもよく食べます。フレークフードだけでも繁殖は楽しめます。本気で増やしたいときは生まれたての稚魚にブラインシュリンプを沸かして与えれば生存率が非常に高くなります。それと稚魚が隠れられるように水草を多めに植えておいた方が良いです。
概要
全長:5cm
分布:改良品種
分類:カダヤシ目、カダヤシ科、グッピー属
学名:Poeclia reticulata var.
※このお魚図鑑はF2の私見が多分に盛り込まれております。ご自身で飼育する際には参考程度にご覧いただければと思います。
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