お魚図鑑_海水魚_ヒフキアイゴ

特徴や性格

アイゴの仲間のヒフキアイゴです。釣りをする人はご存知かと思いますが、ヒレに毒を持っています。不用意に触れるとしびれてとても痛いです。刺されたらよく水で洗い、お湯につけると痛みが和らぎます。実際に私の友人が刺されたことがあり、ひどく痛がっていましたが、病院に行くほどではなかったようです。もちろん痛みがひどい時には病院に早くいった方が良いでしょう。

臆病な面があり、ちょっとしたことで水槽内をダッシュするので水槽内を掃除するときは注意しながら行っています。

黄色い体に黒い大きな斑点、細長い口先ととても特徴的かつ、鮮やかです。黒い大きな斑点は個体差があるようで、以前テレビでハート形の斑点を持っている子が紹介されていました。おびえている時や寝ている時は体がまだらな褐色に変色し、まるで別の魚のようになります。

比較的混泳に向いています。ただ神経質なのでストレスには注意するべきかと思います。私の経験ですが、90cm以下の水槽では6カ月ほどすると体調を崩して死んでしまうことが多いように思います。5cmほどから販売されているので、小型水槽に入れたくなってしまいますが、徐々にストレスが蓄積してしまうのでしょうか。120cm以上の水槽ですととても長生きしてくれます。

餌は植物食が強いようですが、粒餌にもすぐに餌付きます。私は海藻類の入った餌を混ぜて与えるようにしています。成長スピードが速いのですぐに立派な体格になります。しかしストレスを感じている状況が続くとペラペラに痩せてしまうので、注意が必要です。

慣れてくると水面で泡を作るようなしぐさをすることが良くあります。餌をおねだりしているのか、遊んでいるのか、不思議な動きをする子です。

概要

全長：5～25cm
分布：西太平洋他
分類：スズキ目・アイゴ科
学名：Siganus unimaculatus

※このお魚図鑑はF2の私見が多分に盛り込まれております。ご自身で飼育する際には参考程度にご覧いただければと思います。